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ギャラリー&インテリア 美卯 〜つれづれに〜

オーダー家具のお仕事

[ 2021-04-16 16:00 ]

前回のブログの更新からアッという間に新年度をまたいですでに4月も半ばですね、美卯オーナーです。

今回は最近のお仕事についてご紹介したいと思います。

美卯ではホームページから家具の特注をお受けしています。
先月はお客様より小型のオーディオボードのオーダーを承りました。

メールにてお客様のご希望と今回は大まかなイメージ図を添付して頂き、そのご希望を元に松本民芸家具の工場にて手書きの図面を作成。
何度かメールのやり取りをして図面の修正を行い、お客様と工場、美卯の3者の共同作業にて図面を完成させ、只今工場にて製作中です。
出来上がりがとても楽しみです☺

このように日日のクラフト美卯ではご来店頂かなくても日本中どこからでもメールを通じてオーダー家具をご注文して頂けます。
あなただけのオリジナルな民芸家具をお造りするお手伝いをいたしますのでお気軽にお声をお掛けください。

ご用命お待ちしております。

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10年という重さ

[ 2021-03-10 15:41 ]

春の到来を感じさせることが日毎に増しているような気がします、美卯オーナーです。

3月に入った途端に東北の今を伝える報道が極端に増えていきました。普段は忘れているかのようなのにー。

東北大震災より10年。
個人的な感想ではありますが50歳くらいまでの10年間と以降のその期間は同じ長さであってもとても意味も内容も異なっていることを昨今の震災報道を見るながらつくづく思い知らされています。

10年前の震災時には働き盛りで復興にエネルギーを燃やしていらした方々も10歳年を取り、映像を通じても皆さんお年を召されたという印象を強く感じます。
当時先頭にたって対策や復興事業にあたられていた方々の幾人かは志半ばにこの世を去られて逝きました。

若い時は気軽に1年2年はあっという間、いつまでもこのような調子で日々が重ねられていくのだと思っていたのに、このごろは10年前には感じたことのなかった自身の中に”老い”を感じるようになりました。実感として人生が有限であると―。

だからこそ東北の皆様の10年後の姿を拝見するたびに震災当時よりより哀しみが深まって復興とは何だろうかと気持ちがどんどん落ちそうになります。
失った震災前の日々を取り戻すことはできません、それでも哀しみを抱えながら何とか前を向いて生きてこられた東北の皆様に私たちがどう向き合うべきなのか自問自答を繰り返しています。

一方で当時小学4年生くらいだった子供たちがコロナ禍の中成人を迎えました。この子供たちも幼いころの重い体験と困難の中成長し社会を支えてくれています。若い力と共に東北が新しい良き未来が築けますようにー。

2015年にご縁を頂いて東北の沿岸を巡り直接津波に合われた方々から被災時のことをお聴きすることができました。あれから5年以上たちましたがコロナが落ち着いたらまた現地へ行ってお会いできればと願っております。

自画像展 一宮市三岸節子記念美術館

[ 2021-03-06 15:42 ]

春は嵐と落ち着かない天候ですが各地からの花の便りについ心が弾みます、美卯オーナーです。

さて先日の休業日に地元の三岸節子記念美術館にて14日(日)まで開催中の
『自画像展』~ひとみの中に自分がいる~
を、観てきました。

画家・三岸節子に関る日本西洋画の黎明期から現代まで活躍する主に愛知県出身洋画家の若き自画像の特集です。

黒田清輝をはじめ期待されながらも早世した画家の自画像などもありまた、民藝ともかかわりの深い白樺派の画家の作品が出品され、
作品の解説の中には柳宗悦先生や武者小路実篤先生など登場しているなど、改めて日本西洋美術界創世記における白樺派同人の活躍を垣間見ることができました。


今回の「自画像」というこの企画は評判が良いようで、私も後に日本画壇をけん引された先生方が若き日に自分とどのように向き合ったかを感じたくて観にいってきました。

自画像は主に自身を鏡で写し見ながら描かれたようですが、正面を鋭い眼光で睨みつけるような作品があれば、わざとニヒルに視線を外しているもの、
自身の未来への不安を投影するかのように遠くに目線をさまよわせているものなど多様で、画家である以前に一人の人間としての迷いや不安、画家としての未来への希望や自負などその時々の写真では描けない画家の深い内面を投影していて一作一作が興味深いものでした。

3月14日(日)までの開催になります。まだの方お急ぎくださいね☺

国府宮・なおい神事

[ 2021-03-02 17:54 ]

今日は春の嵐にビッショリ濡れました、美卯オーナーです。

今年はコロナ禍のせいで様々な行事が中止されたり縮小されたりで寂しい限りですが、
お隣の稲沢市・国府宮の尾張大國霊神社で2月24日に開催される予定だった国府宮はだか祭りも
笹奉納やもみ合いが中止になってしまって残念でした。

それでも恒例の大鏡餅(重量なんと!約4トン)の奉納、パレードは行われたそうです。

この巨大な鏡餅は尾張近郊の当番地域から奉納されるのですが、なんせこの大きさから拝殿へ納めるのに
クレーンを使うとか‼ 昔はどうやって運んだのか興味があるところです。

このお餅は祭礼の明けた旧暦正月14日に切り分けられて関係者はじめ参拝者に配られます。
食べると無病息災との事で多くの方々に求められるそうですが、今日ご縁あって知友の先輩より厄除けのなおい布と共に頂きました。

これを戴いて今年一年こそ無病息災に過ごせますように-(祈)


 

生きる力

[ 2021-02-28 13:32 ]

ご無沙汰しております、美卯オーナーです。
前回が大寒の頃の投稿だったので今月初投稿、明日から3月という...(^^ゞ

この2月は緊急事態宣言下なんだかよくわからない28日間でしたが自省とこれからを考える日々でした。
何よりコロナ禍のため自粛が続いてお客様と接する機会が少なかったのが一番堪えた一か月💦


さて話題は変わりますが、今年は寒さも厳しく、知人の大切なちょっとご高齢な猫ちゃんがそのせいか食が細くなり心配していたのですが、
猫用のチュールというおやつをあげてみたところ、食欲が回復していつものカリカリを食べるようになったとの事でほっと一安心。

同じ頃、別のところで出会った13歳ほどのパピヨンのおじいちゃんが水すら飲まないほど弱っていたのに犬用のチュールをあげたところ
これまた生きる意欲を取り戻してまた元気になったそうです。行くと私の足元でスヤスヤと眠りこちらがとても癒されてます。

そして私事ですが、先日昨秋以来ぶりに名古屋へ溜まった用を片付けに行ったついでにたまにはとちょっとだけ高級なランチをいただきました、、、ら、
全く驚くほど心が明るく元気になってくるではありませんか!!!

つくづくコロナ禍の中で心が暗くなっていたことを改めて自覚したとともにいかに”食”がただ単に体を支えているだけでなく心の部分でも支えてくれていたことを知りました。

食は味が核心ではありますが、飲食店においては盛られた器やスタッフのおもてなし、雰囲気などがいままでいかに現代生活によるストレスまみれになったお客様の心を癒してきたのか、”食”が社会を支えている重大なインフラであると深く思い知りました。

店として日々の暮らしを豊かにするクラフトを標ぼうしながらまだまだ人の暮らしの本質への理解が浅すぎたと反省する一方、このコロナ禍の中で美卯がお客様のために果たすべき役割とは何だろうかと思い悩んでいます。

未熟ではありますが皆様に支えながら美卯はこれからも一歩一歩進んで参りたいと思います。どうそ忌憚なくご指導のほどよろしくお願いいたします。

大寒におもふ

[ 2021-01-20 16:53 ]

今日は大寒、皆様いかがお過ごしでしょうか?美卯オーナーです。



いつもの年ならば大寒の頃に一年で一番寒いのですが今年は小寒の頃が一番寒かったように思います。
明日からはこの尾張地方も日中の最高気温が二桁と、暖かくなるとの予報☺ホッとします。

さて、今年令和3年節分は2月2日、立春は2月3日。あれれ!?と思いませんか?
何でも天体の運行を換算して暦に落とし込むとナント!節分は124年ぶり(1897年・明治30年)に2日に!!

ちなみに3日でないのは1984年(昭和59年)に4日だった年以来の37年ぶりだそう。

当たり前に3日節分、4日立春と思い込んでいたので吃驚です。
大寒より小寒の時期が前倒しで寒かったのはそういった天の動きが影響していたのかもしれませんね。

間違えて恵方巻を食べ損なうことだけはないようにしようと大寒に思うのでした~(^^ゞ

 

寒中お見舞い申し上げます

[ 2021-01-13 14:41 ]

寒中お見舞い申し上げます

皆様にとりまして本年が希望に満ちた一年になりますよう祈念いたします。
改めて2021年も美卯をよろしくご愛顧下さい。

気が付けば新年もはや半月近くを数えます。
コロナ19が話題になり始めて1年が経ちましたが、いまだに克服の目途がたたない日々です。
専門家の予想通りに冬季に入って感染が急拡大しており、当地愛知県ではいよいよ再び緊急事態宣言が発出されるようです。

美卯店舗では現在のところ通常通りの営業を続ける予定ですが、お客様に改めてお願いしたいことがあります。

昨年営業を再開してよりご来店の際にはお客様にマスクの着用と店頭での手指の消毒をお願いしておりますが、必ずご入店の際にお願いいたします。

また大変申し訳ありませんがソーシャルディスタンスを保つために当分の間、お客様よりお声がかかるまで接客を控えさせていただきます。
接客の際には状況によってはフェースガードを装着させていただく場合があります。どうぞご容赦下さい。

現在美卯では通販サイトを開設しておりませんが、松本民芸家具のご注文、修理のご注文、HPやインスタグラムなどにて掲載している店頭商品の通信販売を行っております。

ご希望のお品がありましたらホームページのお問合せフォームよりご連絡下さい。

これからも美卯は感染予防に努めなら営業を継続して参ります、どうぞよろしくお願いいたします。

健康診断を受けました

[ 2020-12-12 14:52 ]

師走とは思えない小春日和が続きますが、来週からは本格的な冬将軍の到来が予想されています、皆様ご自愛下さい。

さて、先日遅ればせながら今年度の健康診断へ。
今年は新型コロナウィルス流行のため健康診断の受診期間が多くの自治体では12月末までと延長になっています。

個人的な話ですが、春先からの自粛生活のお陰か私は全ての項目で数年前より数値が改善され、問題はありませんでした。
年齢的に悪くなることはあっても良くなることはないと思い込んでいただけにこの結果は意外でしたがね☺
ただ、身長がちぢんでいたのが、、、哀しかったです、、、。

お陰様でこれといった基礎疾患がないという健康診断結果を受けてこの冬のコロナ対策に心強いカードを一枚手に入れたことになります。
毎日悪化する感染状況など暗いニュースばかりですが、だからこそ自分自身の健康をチェックして自分の強みと弱みを知っておくことの重要性をあらためて再認識させられました。

コロナに対して自ら優位なカードを増やしていくために健康診断はとても大切な要素になると思います。
ほとんどの健康診断を受けられる診療機関では感染予防対策をされているので予約をされた上で受けられるとよいかと思います。今からでも遅くはありません。

寒さ増すこれからが感染予防の本戦となりますが、3密対策、手洗い、マスク着用は勿論のこと、自らの判断で遠出はしない、不要不急の外出を控え、その上で地域経済を廻すためにできる協力をしていきたいと思います。

民族の十字路と民藝

[ 2020-12-08 17:07 ]

昼間の日差しがオレンジ色を帯び冬至が近いことを感じる今日、美卯オーナーです。



写真は美卯玄関でお客様をお迎えしているアフガニスタン製のキリム絨毯です。

アフガニスタンは日本人医師・中村 哲先生が戦乱からの復興のために生涯をかけられた地ですが、
この国を始め周囲の国々は民族の十字路と呼ばれる古代から多くの民族、文明文化が行き交う複雑な地域です。

改めて調べてみると民族の定義自体とても難しく、スッパリと答えられるものではないとわかります。
ただ現地に行かれた方や出身の方からお話を聴くと民族というより部族といった繋がりの集団が血族などでコミュニティを形成しており、他の部族に対して警戒心が強く、当然とはいえ自分たちの部族の利益が最優先であり国家としてもまとまりを作るのが難しいのが現状です。中村先生の事件も現地の部族同時の水利権が関係しているのではないかと言われていますが、いまだ真実は霧の中。

私が学生の頃は植民地からアフリカ、アジアの開放がトレンドであり、民族主義というワードに良き未来への光を感じていたものですが、数十年たった現在はその言葉に複雑な思い。民族、部族の違い、国家体制の違いなどによる排外主義の広がりに心が重くなるばかりです。

浅学な自分が語るべきではありませんが、民藝の民は大衆のみを表しているにあらず、民族の多様性の素晴らしさにも繋がっていると私は思っています。

民族の違いを争いの種にするのではなくその違いから生まれる文明文化技術の多様性にこそ人間を豊かに幸せにする種があるのではないでしょうか。
そのことに最も早く気づかれていたのが『民藝』を提唱された柳宗悦先生です。

美卯にはキリムをはじめ様々な国の民芸品があります。それぞれが固有の美しい特徴を持ちながらも、また一方で遠く離れたところで作られた品であってもどこかデザインや技法に共通点がみられたりして、日々民芸品と付き合う中で様々に新しい発見があり楽しく興味が尽きません。
多様であることが争いの元になるのではなくお互いを尊重し認め合い共に豊かに幸せになるための種になって欲しいと一民藝やとしては願わずにはおれません。

 

中村 哲先生

[ 2020-12-04 14:41 ]

コロナの第三波への警戒のためか今日は地元商店街も人通りが少ない様子、美卯オーナーです。



今日はアフガニスタンの地で長年医療支援、用水路建設(灌漑事業)を主導された中村哲医師の一周忌です。
アフガニスタン東部ジャララバードにて、車で移動中に何者かに銃撃を受け亡くなられました。
そのニュースを聴いた時の衝撃は忘れられません。

先生は医療では対症療法に過ぎず、より多くのアフガニスタンの人々を根本的に救う方法を模索。
永年の戦争で荒廃し砂漠化した国土を復興させ命を護るために「水こそが命を救う」と、門外漢であった灌漑事業に地元の有志と共に取り組まれ、総延長25kmを超える用水路が完成、約10万人の農民が暮らしていける基盤を作るなど活躍される中での悲劇でした。

現代の真の英雄とは誰かと聴かれるならば、中村哲先生が真っ先に挙げられるのではないでしょうか?
亡くなる前年頃にこの地方でも中村先生の講演会が催されましたが、その時は都合が合わず聴きに行けなかったのが今とても残念です。

そして今年・2020年はアフガニスタンに限らず世界中がコロナ禍という未曽有の危機の中にあります。
先が見通せない中ですが、道なき道を切り開かれ堅い意思を持って根気強く歩まれた先生の姿を想うとき、希望とも勇気ともいうような明かりが心に灯ります。

 

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