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ギャラリー&インテリア 美卯 〜つれづれに〜

お正月の愉しみ

[ 2018-01-20 16:58 ]

 年が改まって今日は早20日。年々お正月気分を味わう期間が短くなっているな―と思う美卯オーナーです。
さて、食いしん坊である私にとっては年末年始の時期は普段はない、この時期だけの味覚に出会える歓喜の季節でもあります。
その中でも毎年の楽しみはお正月の初釜などの行事に欠かせない『花びら餅』というお菓子♡

一月は地元をはじめ名古屋や京都の和菓子店で花びら餅を見掛けては食べ比べています。
このお菓子は宮中の正月行事を起源とするといわれ、裏千家の年初めの茶事である初釜で供されるおめでたいお菓子として有名です。
丸く平らに伸ばした餅の中に白味噌餡と赤く染めた薄い餅もしくは餡を重ね、甘く炊いた牛蒡を挟んで半月に包みます。
餅の表にほのかに紅色が透け、見た目も優美でかわいいのも何とも雅でおめでたく☺

そして、口に運べば餅のふわっとした柔らかさと味噌餡のあまじょっぱさ、そして牛蒡の香りと苦みが甘さを引き締めて絶妙な調和を醸し出してくれます。甘いだけでない複雑な味わい、美味しさにについ、また一つと手が伸びます。

発祥の京都が有名でしょうが、私は同じ尾張の和菓子店・松屋長春の花びら餅がベストワンです。
なぜなら、このお店で焚いている牛蒡がどこのお店より柔らかくアクも適度に抜けた絶品だからです。
松屋長春さんは羽二重餅で有名なお店ですが、この羽二重餅に上記の牛蒡と絶妙な甘さの味噌餡と全てが整った絶品。
1月限定。まだ間に合うのでお勧めです。
 松屋長春(愛知県稲沢市) www.matsuya-choushun.jp/products/kisetsu_no_namagashi/

 季節のお菓子を美味しくいただく度に日々を健康に重ねさせて頂けることに感謝しております。







忘れない 1.17

[ 2018-01-17 18:40 ]

今日は冷たい雨の一日になりました、23年前のあの日はどうであったかと思う美卯オーナーです。

23年前の1月17日は私にとっても深く刻まれる日となりました。
当時は15日が成人の日であり、お正月の余韻と相まってまだフワフワとした雰囲気の時期に突然襲った大厄でした。

そして現在、その神戸には阪神大震災を経験された方々がボランティアとして東北大震災と熊本地震の復興に支援活動されている民間のグループがいくつもあります。

そういったグループがいくつも集まって定期的にお互いの活動を報告、研究する『3・11復興塾』という勉強会があり、先週の11日(基本開催日は11日)に防災と減災を研究している友人と愛知から神戸まで出掛けて参加させて頂きました。

その集会に先立ち私たち二人は現在も震災遺構として被災当時のままに保存されているメリケン波止場の一部(岸壁60m)へ。
そこでは併設されている神戸港の被災の状況、復旧の過程など記録した模型や映像、写真パネルもみることができました

次に「人と防災未来センター」へ。
ここは「阪神・淡路大震災の経験と教訓を継承し、防災・減災の実現のために必要な情報を発信する施設」として設立されました。
圧巻だったのは震災追体験フロア(1.17シアター)。
地震で破壊される町や鉄道・高速道路を詳細な再現映像で体験する「5:46の衝撃」を見ることができます。
これがあまりにリアルな合成映像であったのでタイトルそのまま、衝撃!を受けました。
このまるで巨大怪獣が出現して街中を揺さぶり破壊しつくしたかのような映像に囲まれていると、自分のような小さな人間など巨大な地震のエネルギーの中では塵のような存在で無力であることを思い知らされ、打ちのめされたような気持に、、、。

続くとなりの展示ゾーンでは発災直後の街がリアルな大きさでジオラマになっており、再現された街の暗さに(実際は停電で真っ暗)夜明けまでの2時間がどれほど恐ろしく不安な時間であったかが想像できて胸が詰まりそうになりました。

震災当時は物凄い報道のシャワー状態で愛知に居ながらも様々の事を見聞きしてそれなりに知っているつもりでしたが、23年という時間の流れがその情報の多くを如何に忘れさせているかをこれら関連施設の見学で思い知らされました。
どちらの施設もわかり易く防災・減災が学べますのでどなた様も是非足を運んでいただけたらと思います。
神戸という土地柄か、外国人の方の見学も多かったですよ。

 そして―、いよいよ3.11復興塾へ参加ー。
集会では3組の方がそれぞれの取り組んでいる課題や活動について報告がされました。
東北では復興格差が顕著になっていることや、震災から20年以上経過した神戸では借り上げ住宅の賃貸期限問題など新たな課題があることなど被災の影響は予想より長く根深く続くことを学びました。

この場に参加されている皆さんはボランティアで活動費は自腹。それぞれが本業を持ち、自身のスキルを生かしながら活動されている姿には内心頭を下げるばかりです。
この情熱の源はどこからなのか、、、、それは、ディスカッションを進める中それぞれの震災体験にあるということがとても伝わってきます。
またこれほど活発で忌憚のない意見が飛び交う集まりは日本ではそうそうないのではないかと思ったほどで、震災体験という深い絆で繋がっているからこそこのような関係が築けてきたのではないでしょうか?
厳しい現実があるからこその神戸の皆さんの強さに触れ、また翻って災害を忘れたかのようなぬるま湯のような日常のを送っている我々の地元を思うと正直やるせなさも、、、。

この旅は私にとって防災・減災に対する原点回帰になりました。




七草粥

[ 2018-01-07 14:48 ]

 新年を迎えて早7日、お正月の行事も一段落といったところですね。
美卯オーナーです。

 今日は正月7日なので、七草粥を焚きました。
ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、せり、なずな―♪

この日七草粥を食べるのは、正月のご馳走でオーバーワークな労わるためと言われています。
そのいわれの通りか、厳寒のせいか胃腸が弱り気味なのでとても美味しく頂きました。
この習わしもまた毎年の楽しみなのですが、今年も無事迎えられて心より感謝です。

そして、こうしたちょっとした汁物のお料理に便利で、中身をより素敵にみせてくれるのが、この小鹿焼の器です。
“コロンッ!”としていて掌にスッポリ収まってかわいらしいのも大好きな理由。感触がとてもイイんです♡

今年もお気に入りの器で毎日を楽しみたいと思います☺

謹賀新年2018

[ 2018-01-05 19:40 ]

 本日5日(金)より2018年の美卯はスタートです!

 美卯の本年のテーマは「革新と進歩」
二つとも同じような言葉ですが、今年は自らの殻を破って前進できるよう頑張ります!!!
元日にひいた地元真清田神社のおみくじも“大吉”を頂戴、太鼓判を押されたようです☺

今年も皆様のご指導ご鞭撻、叱咤激励、ご協力を美卯に賜りますよう御願い奉りますー(拝)

ハチドリのように

[ 2017-12-11 20:22 ]

 ギャラリー&インテリア美卯は2005年12月に開業してこの度12周年を迎えました。
これもお客様はじめ応援して下さる皆々様のお蔭です。心より御礼申し上げます。
これからもよろしくご指導、ご鞭撻をお願いいたします。

 『ハチドリのひとしずく』という南米アンデス地方に古くから伝わる物語をご存じでしょうか?
日本では2005年に光文社から発行され静かなブームとなりました。
先日この物語に触れる機会があり、初版から10数年経た現在、この物語の語りかけるテーマがより一層重くなっていると感じました。

 物語のあらすじ
ハチドリはその名の示すようにとても小さな鳥です。中南米と北米に生息していて、体長はわずか10㎝!です。
そんな小さなハチドリのクリキンディはある日森の火事に遭遇します。
森の生き物たちは皆我先に逃げていく中、クリキンディだけは自分のくちばしで水のしずくを運んでは一滴ずつ火の上に落としていきました。
他の動物たちはこのクリキンディの行為を「そんな程度のことで何になるんだ」と笑いますが、彼は答えます、
「私は、私にできることをしているだけ」っと。(「ハチドリのひとしずく」辻信一監修 光文社刊 2005年)

現実の世界では社会も時代も変化は激しく、たった一人の個人の力ではできることは限られとても無力ー。
でも美卯のまわりにいて下さる皆様のよりよい現在と未来のために一滴にも満たない力かもしれませんが、ハチドリのクリキンディのようにこれからも美卯は民藝の志をもってまずは今、自分が出来る事をやっていきたいと思っています。

もうすぐ新年2018年がやってきます。大きな節目になるような予感の一年です。
(写真:マイケル・ニコル・ヤグラナス氏画 カナダ・ハイダ民族出身)




 

時代を映す言葉

[ 2017-12-03 19:41 ]

今日はとても心地よいお日柄の尾張より、美卯オーナーです。

今年の流行語大賞が決まりましたね。
忖度にインスタ映えと、まずまず皆さん納得の受賞だったようです。
来年はどんな言葉たちがエントリーされるのか、一年間の世相を表すだけにできるだけ明るいものであればなぁ~と願っています。

さて私も今年一年様々な言葉に出会い、泣き笑いがありましたが、来年を考えるにあたって重要なキーワードにもなる言葉にこのところ立て続けに出会ったので備忘録として書いておこうと思います。

『バックキャスト思考』
その意味は「未来がどうなっているか想像し、そこから今に立ち戻って課題設定や問題解決を考える」というもので、様々な制約をポジティブに捉えられるようになるといいます。つまり、未来と現在の間に何を成すべきかを前向きに考えることと言ったらよいでしょうか。

『転源自在』
「物事を解決する要因は全て自分の中に存在する」という意味ですが、この言葉自体は聴いたことがあってもこれほど深い意味だとは無学な自分は知らずちょっと恐縮(^_^;)
上手くいかないのは世の中や他人のせいについしがちですが、そんな“転源他在”では問題が決して解決しないことは私のような年齢になると実体験を伴って理解ができるます。、、、亀の甲より年の功ですね(^_^;)
(ただ、それにしてもてんげんじざい→変換→天現寺財、、、ってパソコンの言語ソフトも勉強不足ですね~\(◎o◎)/!)

この二つは先日参加した勉強会で知りました。今年もボツボツ色々な分野の勉強会、討論会の末席をけがさせて頂きましたが、自分の専門や興味ある分野に限らず色々な方面の情報を収集して知ることがとても大切だと改めて実感しています。

最後にもう一つ気になる今年のワードとして「自由からの逃走」があります。
さる報道記事でこの言葉を目にした時、はじめは意味が全くわからずに???でした。
“自由”から逃げるってどうゆうこと?
自分の中では“自由”は非常にポジティブな意味であり、当然の権利であり利益をもたらすものと考えていたので、なぜそれから逃げる必要があるの?っと。そこで調べてみました。

『自由からの逃走』は1941年に発表されたE.フロムによる主にドイツのナチズムついての研究書の題名でした。
当時のドイツの人々がなぜナチズムを支持していたのかについて書かれているそうです。

フロムによれば近代人は中世封建社会から解放され自由を手に入れたが、その自由を得たことによって、孤独感や無力感にさらされることになった。これに耐え切れない人々は「個人的自己からのがれること、自分自身を失うこと、いいかえれば、自由の重荷から逃れること」を望み、そしてそこから「権威主義的パーソナリティ」が形成されると。

本書を読んでいないし、難解ですが、要は自由に伴う責任や義務から逃げたくなる個人が少なくないという事でしょうか?
確かに自ら情報を集め考え人生や社会を選択していくことは確かに大変、だれか、何か力強い存在にに頼ってつい楽をしたくなるのが人情かもしれません。
でも、先人が苦労して獲得してきた個人の自由を簡単に手放していいものでしょうか?
ちょっと民主主義の根幹に関るような難しい言葉に出会ってしまったようです(^_^;)

さて、2018年はどんな言葉がこの世界でクローズアップされるのでしょうか?
来年こそは穏やかで平和であることを心より願って―。

人と大地と時のコラボレーション

[ 2017-11-17 13:46 ]

 11月半ばというのにいきなり師走の寒さとか?皆様お体ご自愛ください、美卯オーナーです。

昨日はボジョレーヌーボーワインの解禁日という事で楽しい一夜を過ごさせて頂きました。
今年の出来は各々の評価に任せますが、ヌーボーとはその年に収穫されたブドウの出来を占う新酒であり、収穫を感謝する祝い酒と理解しています。

フレッシュで果実味に富むものが多いかと思いますが、このヌーボーを以前はその年の内に飲むものと思い込み、だから前年以前のヌーボーを飲むなんてワインに無知な野暮な奴と知ったぶっておりました。

ところがこのヌーボーさん、年数を置いた方か美味しいこともあるんです!

専門店やワインアドバイザーの方に薦められて一年置いておいたヌーボーを開けたところ、それがなんとも素晴らしいー。
、、、目から鱗!

そして昨日はフランスのボジョレーヌーボーと別にイタリアの新酒・ノッベーロも頂きましたが、そのお店で一年前のノッベーロがあるので飲み比べしようということになりまして・・・☺

2016年のノッベーロ、、、なんということでしょうか☺本当にうまい!!!ワインに変身していました。

ワインの楽しさはこうした“出会い”にあります。

人が土づくりから始め、天候を読みブドウの木の世話や醸造など手仕事の技があり、さらに時間という人知の及ばない天の恵みによって醸し出される正に地と血の一滴。ワインつくりもまた手仕事の極みにあるといって過言ではないと思います。

 収穫感謝するこの季節を今年も健康に迎えられたことを心より感謝しながら今年も仲間と杯を重ねる解禁日なのでした。

そうだ、京都に行こう 近代建築

[ 2017-11-13 16:04 ]

 ○○○心に秋の空、目まぐるしく変わる空の表情に冬の到来が近い頃を感じます、美卯オーナーです。

京都の旅最終回。
この街の凄いところは古都だけあって歴史が重層に積み重なっており、建築物も応仁の乱で焦土と化した時代もありながら様々な時代の構造物が同じ街に存在しているので、何度訪ねても興味深い建物に出会えます。

今回は京都七条にあるKaikado Café(写真)へ。
このレトロなビルは昭和2年、河原町通りに面したところに京都市電の車庫兼事務所として建てられました。
その建物を手作り茶筒の老舗「開化堂」のオーナーが買い取られ、当時の構造を活かしながら改装してカフェとして昨年開業。

店内では開化堂の茶筒だけでなく、様々な京都の職人によってつくられた工芸品に触れることができ、またカフェでは珈琲は「中川ワニ珈琲」のオリジナルブレンド、「利招園茶舗」の日本茶、「Postcard Teas」の紅茶、「丸久小山園」の抹茶、醸造所 グビガブのビールなどなど、セレクトされた各店の良いとこ取りのセレクトショップです。

店内は店員さんに許可を取れば見学、撮影もできます。
一階のカフェスペースの他にも中庭や2階、階段とレトロな空間が広がりとても愉しい時間を過ごすことができました。

京都駅からも近いので京都観光の締めくくりにお勧めのカフェです。

そうだ、京都に行こう 東海道ローカルの旅

[ 2017-11-12 13:15 ]

小春日和に相応しい穏やかな日曜日、美卯オーナーです。

我が街の尾張一宮駅は東海道本線上の駅であり、特急電車も一部停車します。
名古屋から岐阜の間であり、どちらかというと岐阜寄りなので、京都へ行くとしたら快速電車を乗り継いで最短1時間50分ほどで到着します。

乗り継ぎさえタイミングが良ければ、名古屋へ出て新幹線に乗るよりちょっと時間が余分にかかるだけで安価に行けるのです。
20年ほど前はこの乗り継ぎのタイミングが良くなくて途中の米原で30分以上乗り継ぎ時間があったりしたのですが、近年は滋賀県・琵琶湖周辺まで関西のベットタウン化。京都から草津まで新快速で20分ほどであり、帰宅時間帯はこの辺りの駅で人がドッと下車します。

便利になりました―。が、その代わりにのんびりと列車から眺める琵琶湖周辺の風情がなくなったのは残念です、、、。

そして以前は京都駅までJRを利用していたのですが、京都駅の周辺はインバンドのお蔭で以前にも増して大混雑するようになり、バスに乗ってもギュウギュウ詰めで大変!
なので最近は京都の手前の山科で下車してそこから別の交通機関を利用する事をやっと覚えました(^_^;)

先日は山科から京阪電車を使って七条の京都国立博物館へ。電車は平日のせいか空いているのでとても快適でしたYO☺

晩秋のローカル線を使った京都の旅いかがでしょうかー。

そうだ、京都へ行こう 国宝展

[ 2017-11-10 12:38 ]


 立冬も越え今年も季節の深まりを感じます、美卯オーナーです。

暦は冬でも秋はまだこれから、休日に思い立って京都へ行ってきました。
洛中の紅葉はまだこれからといったところ、日中は動くと暑いくらい・・・。
そんな京都七条の京都国立博物館で開催中の国宝展へ―。

平日に拘わらず中高年を中心に長蛇の列に吃驚!50分ほど並んで入館となりました。

入館しても中は縁日の参道のような賑わいで大盛況!!!
順路関係なく自由に人々が動き回っていて誘導のスタッフも椅子を温める間もない混雑ぶり~(^_^;)
更に話題の「金印」(漢委奴国王印)を最前列で見るためにはこの中で40分ほど並ぶ事に、、、。

そこまで待って見学した金印の第一印象は、、、「小っさ!!!」という、、、。もちろん素敵ですが、、、。
国宝の代表的な作品は教科書の写真で知識としてあっても実際に実物を目にすると、まずその大きさに驚かされます。
今期公開されている中で一番驚いたのが『伝源頼朝像』。思っていたよりはるかに大きな軸装で、黒衣でありながら細かな織り柄の描写など繊細な表現が素晴らしい作品でした。

個人的に一番興味深かったのは長野県茅野市から出土した土偶、『縄文のビーナス』と『仮面の女神』。
特に『仮面の女神』に掘られている幾何学的な文様がナスカの地上絵にも似て、古代人の世界共通の精神世界を垣間見るようで面白く感じました。

今回一つ残念だったのは展示期間が終わっていて雪舟の水墨画が見られなかった事。いつか機会があったらその折には見たいと思います。

これから11月末にかけて京都は最も美しい季節を迎えます。「国宝と紅葉」なんともゴージャスな京都の秋ですね☺