日日のクラフト MIU 美卯 松本民芸家具・世界の民芸・雑貨
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ギャラリー&インテリア 美卯 〜つれづれに〜

大寒におもふ

[ 2021-01-20 16:53 ]

今日は大寒、皆様いかがお過ごしでしょうか?美卯オーナーです。



いつもの年ならば大寒の頃に一年で一番寒いのですが今年は小寒の頃が一番寒かったように思います。
明日からはこの尾張地方も日中の最高気温が二桁と、暖かくなるとの予報☺ホッとします。

さて、今年令和3年節分は2月2日、立春は2月3日。あれれ!?と思いませんか?
何でも天体の運行を換算して暦に落とし込むとナント!節分は124年ぶり(1897年・明治30年)に2日に!!

ちなみに3日でないのは1984年(昭和59年)に4日だった年以来の37年ぶりだそう。

当たり前に3日節分、4日立春と思い込んでいたので吃驚です。
大寒より小寒の時期が前倒しで寒かったのはそういった天の動きが影響していたのかもしれませんね。

間違えて恵方巻を食べ損なうことだけはないようにしようと大寒に思うのでした~(^^ゞ

 

寒中お見舞い申し上げます

[ 2021-01-13 14:41 ]

寒中お見舞い申し上げます

皆様にとりまして本年が希望に満ちた一年になりますよう祈念いたします。
改めて2021年も美卯をよろしくご愛顧下さい。

気が付けば新年もはや半月近くを数えます。
コロナ19が話題になり始めて1年が経ちましたが、いまだに克服の目途がたたない日々です。
専門家の予想通りに冬季に入って感染が急拡大しており、当地愛知県ではいよいよ再び緊急事態宣言が発出されるようです。

美卯店舗では現在のところ通常通りの営業を続ける予定ですが、お客様に改めてお願いしたいことがあります。

昨年営業を再開してよりご来店の際にはお客様にマスクの着用と店頭での手指の消毒をお願いしておりますが、必ずご入店の際にお願いいたします。

また大変申し訳ありませんがソーシャルディスタンスを保つために当分の間、お客様よりお声がかかるまで接客を控えさせていただきます。
接客の際には状況によってはフェースガードを装着させていただく場合があります。どうぞご容赦下さい。

現在美卯では通販サイトを開設しておりませんが、松本民芸家具のご注文、修理のご注文、HPやインスタグラムなどにて掲載している店頭商品の通信販売を行っております。

ご希望のお品がありましたらホームページのお問合せフォームよりご連絡下さい。

これからも美卯は感染予防に努めなら営業を継続して参ります、どうぞよろしくお願いいたします。

健康診断を受けました

[ 2020-12-12 14:52 ]

師走とは思えない小春日和が続きますが、来週からは本格的な冬将軍の到来が予想されています、皆様ご自愛下さい。

さて、先日遅ればせながら今年度の健康診断へ。
今年は新型コロナウィルス流行のため健康診断の受診期間が多くの自治体では12月末までと延長になっています。

個人的な話ですが、春先からの自粛生活のお陰か私は全ての項目で数年前より数値が改善され、問題はありませんでした。
年齢的に悪くなることはあっても良くなることはないと思い込んでいただけにこの結果は意外でしたがね☺
ただ、身長がちぢんでいたのが、、、哀しかったです、、、。

お陰様でこれといった基礎疾患がないという健康診断結果を受けてこの冬のコロナ対策に心強いカードを一枚手に入れたことになります。
毎日悪化する感染状況など暗いニュースばかりですが、だからこそ自分自身の健康をチェックして自分の強みと弱みを知っておくことの重要性をあらためて再認識させられました。

コロナに対して自ら優位なカードを増やしていくために健康診断はとても大切な要素になると思います。
ほとんどの健康診断を受けられる診療機関では感染予防対策をされているので予約をされた上で受けられるとよいかと思います。今からでも遅くはありません。

寒さ増すこれからが感染予防の本戦となりますが、3密対策、手洗い、マスク着用は勿論のこと、自らの判断で遠出はしない、不要不急の外出を控え、その上で地域経済を廻すためにできる協力をしていきたいと思います。

民族の十字路と民藝

[ 2020-12-08 17:07 ]

昼間の日差しがオレンジ色を帯び冬至が近いことを感じる今日、美卯オーナーです。



写真は美卯玄関でお客様をお迎えしているアフガニスタン製のキリム絨毯です。

アフガニスタンは日本人医師・中村 哲先生が戦乱からの復興のために生涯をかけられた地ですが、
この国を始め周囲の国々は民族の十字路と呼ばれる古代から多くの民族、文明文化が行き交う複雑な地域です。

改めて調べてみると民族の定義自体とても難しく、スッパリと答えられるものではないとわかります。
ただ現地に行かれた方や出身の方からお話を聴くと民族というより部族といった繋がりの集団が血族などでコミュニティを形成しており、他の部族に対して警戒心が強く、当然とはいえ自分たちの部族の利益が最優先であり国家としてもまとまりを作るのが難しいのが現状です。中村先生の事件も現地の部族同時の水利権が関係しているのではないかと言われていますが、いまだ真実は霧の中。

私が学生の頃は植民地からアフリカ、アジアの開放がトレンドであり、民族主義というワードに良き未来への光を感じていたものですが、数十年たった現在はその言葉に複雑な思い。民族、部族の違い、国家体制の違いなどによる排外主義の広がりに心が重くなるばかりです。

浅学な自分が語るべきではありませんが、民藝の民は大衆のみを表しているにあらず、民族の多様性の素晴らしさにも繋がっていると私は思っています。

民族の違いを争いの種にするのではなくその違いから生まれる文明文化技術の多様性にこそ人間を豊かに幸せにする種があるのではないでしょうか。
そのことに最も早く気づかれていたのが『民藝』を提唱された柳宗悦先生です。

美卯にはキリムをはじめ様々な国の民芸品があります。それぞれが固有の美しい特徴を持ちながらも、また一方で遠く離れたところで作られた品であってもどこかデザインや技法に共通点がみられたりして、日々民芸品と付き合う中で様々に新しい発見があり楽しく興味が尽きません。
多様であることが争いの元になるのではなくお互いを尊重し認め合い共に豊かに幸せになるための種になって欲しいと一民藝やとしては願わずにはおれません。

 

中村 哲先生

[ 2020-12-04 14:41 ]

コロナの第三波への警戒のためか今日は地元商店街も人通りが少ない様子、美卯オーナーです。



今日はアフガニスタンの地で長年医療支援、用水路建設(灌漑事業)を主導された中村哲医師の一周忌です。
アフガニスタン東部ジャララバードにて、車で移動中に何者かに銃撃を受け亡くなられました。
そのニュースを聴いた時の衝撃は忘れられません。

先生は医療では対症療法に過ぎず、より多くのアフガニスタンの人々を根本的に救う方法を模索。
永年の戦争で荒廃し砂漠化した国土を復興させ命を護るために「水こそが命を救う」と、門外漢であった灌漑事業に地元の有志と共に取り組まれ、総延長25kmを超える用水路が完成、約10万人の農民が暮らしていける基盤を作るなど活躍される中での悲劇でした。

現代の真の英雄とは誰かと聴かれるならば、中村哲先生が真っ先に挙げられるのではないでしょうか?
亡くなる前年頃にこの地方でも中村先生の講演会が催されましたが、その時は都合が合わず聴きに行けなかったのが今とても残念です。

そして今年・2020年はアフガニスタンに限らず世界中がコロナ禍という未曽有の危機の中にあります。
先が見通せない中ですが、道なき道を切り開かれ堅い意思を持って根気強く歩まれた先生の姿を想うとき、希望とも勇気ともいうような明かりが心に灯ります。

 

桃栗三年柿八年

[ 2020-12-02 16:46 ]

師走の風の冷たさが身に沁みます、美卯オーナーです。
今年はコロナのお陰でほとんどこれといった行動ができないまま一年が暮れようとしています。
早かったのか長かったのか自分にとっては後年振り返るとどんな年として認識するのだろうか、
少しでもポジティブな振り返りができると良いのですが?


さて我が家には柚子の若木の鉢植えがあります。
実家にあった柚子が痛んだのでコンポストに放り込んで土をかぶせて置いたらたった一つだけ芽吹いたので大切に育てています。
もうかれこれ7年ほどなのでそろそろ花でも咲かないかと検索したらこんな諺が・・・。

「桃栗三年柿八年、梅はすいすい十三年、柚子の大馬鹿十八年、林檎にこにこ二十五年、銀杏のきちがい三十年、女房の不作は六十年、亭主の不作はこれまた一生」

これにはいろいろなバージョンがあるそうなんですが、柚子がそんなに収穫までかかるのかとちょっと( ゚Д゚)
でも地域差とかもあるので実際はもっと早く収穫できるとの事なのでもうちょっと気長に待とうと思います。

何事も果物を収穫できるようになるまでのように簡単にはいかない、時間と努力と天の差配によって成るのだとこのことわざは教えてくれているのでしょう。
今年は長い冬になりそうですが、この困難な時を果樹がじっくり育つように忍耐強く過ごしていけたらと思います。

ただそれにしても、、、「女房の~」からの下りには思わず爆笑してしまいましたW。
先人のユーモアにはかないまへんなぁ☺

歴史ドラマがもっと面白くなる本

[ 2020-11-01 00:30 ]

深まりゆく秋の夜長に読書は如何でしょうか?美卯オーナーです。

今一番お勧めしたい一冊は 磯田道史著『日本史の探偵帳』。

どんな歴史の解説書よりわかりやすく日本史と現代日本社会構造のルーツを解き明かしてくれます。

今まで戦国時代や江戸時代の歴史ドキュメンタリーやドラマを見ていても背景が不明で、結果なぜそういう結末になるかという理由も不明、無理矢理そういうものだという根拠のない理解でおわらせて腑に落ちないことも多々ありました。

この本でまず衝撃だったのは現代に続く日本型組織のルーツが私の住む濃尾平野の武士たちから生まれたということ。
戦国時代に詳しい方はご存じのように、乱世を終わらせた信長、秀吉、家康は濃尾平野で生まれ育まれています。
ということは・・・「江戸時代は濃尾平野で創られた」(作者談)!!!。

かの司馬遼太郎先生もそこに注目され次の著作として『濃尾参州記』を構想されていたそうですが、未完のまま急逝されたのは尾張人としてはあまりにも残念至極。

江戸時代を形づくり、その後のご維新、明治大正昭和から現代まで日本型組織の基本としての「濃尾システム」の存在に尾張出身としては思わず釘付けになりました。

また、なぜ明治維新が地方の下級武士たちによって成し遂げられたかの社会組織的要因や、戦前エリートの劣化から終戦に至る流れもなるほどと目から鱗が落ちるほど読み応え十分でした。

これらは磯田先生が各地の数多ある古文書を長年ご自身で読んでここまで研究されたもので、根拠としてのデーターの質と量が半端ありません。この古文書を元とした地道な研究は日本史のリアルを知らしめ、また現代社会を読み説く大切なヒントとなりえると感じました。

まぁ難しいことはさておき、この本のおかげで私がこれから時代劇を見る楽しみが倍増したことだけは間違いありません☺

年賀状を伝筆で手描きしませんか☺

[ 2020-10-28 17:00 ]

講座開催のお知らせ
来年の年賀状は心のこもった手書きで出しませんか☺
美卯では 11月12日(木)13時~15時
『伝筆で描く年賀状講座』を開催します。
講師は伝筆協会認定講師の伊藤三枝子先生です。
参加費はお一人4,500円(税込)です。


持ち物
筆ペン ぺんてる筆(太字)XFL2B
お持ちでない方は当日購入できます。

伝筆とは
誰でも筆文字が描けるようになる「7つのコツ」を活用して書き手の気持ちを受け手に伝える文字とイラストを描きます。
年賀状、季節のご挨拶や日頃伝えられない感謝の気持ちを伝えるのに最適です☺


この機会に是非ご参加下さい。
尚、コロナ対策ため今回は少人数での開催になります。お早めに美卯までお申し込み下さい。
お申込み先 ☎0586-72-7722
又は ホームページ内お問合せフォームより

お待ちしております。

美しい時空にて

[ 2020-10-01 17:29 ]

10月朔日、今日は中秋の名月がみられるようですね。美卯オーナーです。
振り返れば9月はブログの掲載がない、、、(;'∀')もっと更新できるよう頑張ります?

コロナ禍ということで自粛が続いておりますが、市内の織部亭さんで開催されていた
『same old same old  伊藤沙織展』へ最終日になんとか見に行くことができました。

展示は織部亭の広い空間に天地が逆さまになったような不思議な花畑のインスタレーションとガラスを題材にした写真作品群があり、銅版画を学ばれてきたという作家の写真家とは異なる新鮮な表現に魅了されます。

最終日ということで作者のクロージングトークがあり伊藤先生をはじめ若手作家の皆さん、アートに関わる多様な方々のご意見を聴かせて頂きました。普段は触れる機会が少ない現代アートの現在に興味津々。

織部亭オーナーの大島誠二氏の巧みなリードで作品背景やら作家ご自身の作品への思いや向き合い方などが鋭い引き出しの妙で明らかになっていく様はスリリングでとてもエキサイティング。同時に大島さんの若手作家さんへの温かなエールと芸術への思いが満ちあふれた素敵な時間を過ごさせて頂きました。

美卯も大島さんには遠く及ばないにしても、美卯という空間を使って若手の方々のお手伝いができたらとこれからの指針に向けた深い学びの機会となりました。

織部亭の大島オーナー、何と松本市ご出身という伊藤沙織先生、参加者の皆様に心よりお礼申し上げます。
(最後には飛び入りで素敵なピアノと歌のセッションも♡♡♡感動!)

これからも折々に学ばせて頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。

 

 

松本民芸家具修理のご相談お受けします

[ 2020-08-19 16:43 ]

連日の猛暑が続く尾張一宮ですが、全国の皆様ご安全にお過ごしでしょうか?お見舞い申し上げます。



この夏はお盆休みとて新型コロナの流行のためほぼスティホームの日々、そういった方々がほとんどだったのではないでしょうか?

お家にいる時間が増えたということでお部屋の片づけやら断捨離やらの話題も緊急事態宣言期間中を含めてよく聴かれましたよね。
その流れの中で住環境を見直し、快適で良質なインテリアを求める傾向がでてきているようです。

その傾向のお陰でしょうか、このところ松本民芸家具お修理のお問い合わせをホームページから頂くことが増えています。
「お父様、お母様が長年ご愛用された家具をご家族が引き続き使いたいので修理して欲しい」
「結婚の記念で購入したロッキングチェアを金婚式の記念に修理したい」
「嫁入り道具のビューローを家族に引き継ぎたいので修理をお願いします」
「親からもらった箪笥をリフォームしてテレビ台にしたい」など。

私は修理のご要望を頂くと、国産材を使い、職人さんが手仕事で作り上げた松本民芸家具は次代へ伝えていく価値があることをお客様はよくご理解して頂いているのだと、携わっている者の一人としてとてもうれしく誇らしくなります☺
コロナ禍という不幸な環境ではありますが、本当に価値のある手仕事の紡ぐ豊かな日常をこの機会に多くの方が思い出して取り戻していただけたらと思います。

美卯ではホームページのお問合せフォームよりご連絡いただければ全国どこからでもご相談をお受けしております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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