ギャラリー&インテリア MIU 美卯 松本民芸家具・世界の民芸・雑貨ギャラリー&インテリア MIU 美卯 松本民芸家具・世界の民芸・雑貨

ギャラリー&インテリア 美卯 〜つれづれに〜

あなたの作品(アート・クラフト)発表してみませんか?

[ 2019-09-10 14:19 ]

 台風一過、秋らしくなるどころか、昨夜は熱帯夜で寝不足になっております、美卯オーナーです。
早く芸術の秋を堪能できるようになってほしいものですね(^^ゞ

さて、美卯には皆様の手による作品を展示して頂ける展示フリースペースを設けております。

基本的にフリースペースは使用料無料です。(諸条件有、製作者本人の作品に限ります)
展示期間は1日間~1か月(休業日含む)

自分の作品を色々な方に見てもらいたい! 一度個展をしてみたいけれど、画廊はちょっと敷居が高い! 
気軽に一度展示してみたい! 教室仲間と一緒にグループ展をやってみたい!・・・などなど
そういった方に最適なギャラリースペースかと思います。

ご希望の方はホームページのお問合せフォーム、またはお電話にてご連絡下さい。
もちろん、直接ご来店下さり会場をご確認いただくのも大歓迎です。
気軽なアート・クラフトのコミュニティとしてご利用をお待ちしております。

#ギャラリースペース一宮市 #レンタルスペース一宮市 #アート・クラフトコミュニティ

真清田神社界隈にてー

[ 2019-08-10 16:38 ]

 立秋を過ぎても驚異的な暑い毎日が今夏も続いております、皆様如何お過ごしでしょうか?美卯オーナーです。
(今年は冷夏という予報だったはず・・・^^;)

 おかげさまで真清田へお店を移転させて頂いてもうすぐ一カ月になります。
真清田神社ご門前という新しい環境の中で七夕まつりはじめ地域の行事に参加させて頂き、楽しくつつがない日日です。
この7日は『輪くぐり』という神事があり参加してきました。

輪くぐりは各自が紙垂(しで)という神事に用いられるジャバラのような紙を葦に取りつけた祓麻(はらいま)というお祓い道具を持ち、これで自らの左肩、右肩を撫でて邪気を払って最後に息を吹きかけた後、萱で作られた大きな萱輪に祓麻を差し置いてくぐることでその年の穢れをおとす神事です。

私は久しぶりに参加したのですが、町内の方によると今年は例年に比べてよく賑わっていたそうです。
いつも見慣れた神社の境内ですが、灯りに照らされた景色はとても神秘的で美しいと思いました。

加えてもうひとつ、暑い『火の輪くぐり』をして暑気払いもしてきました。火の輪を潜り出た瞬間は周りの温度がどんなに高くても一瞬涼しく感じるのは不思議です☺

ひとつひとつの日日の出来事を重ねながらゆっくりゆっくりとこの地に馴染んでいきたいと思います。

ご無沙汰しております。4月27日現在の進捗状況☺

[ 2019-04-27 16:22 ]

 いよいよゴールデンウィーク突入!
平成もあと3日とちょっとになりました。皆様如何お過ごしでしょうか?美卯オーナーです。

新店舗の工事は着々と進んで、今日現在写真のようなところまで進んでいます。


今日は塗装を中心に工事中。


おかげさまでここまで安全に工事が進んでいます。工務店さんはじめ工事にかかわって下さっている職人さんに感謝です。
時々ご無理いいますが、ごめんなさい。ここをご利用いただく方に喜んで頂きたい一心なのでどうぞどうぞご容赦下さい。


まだしばらく工事は続きます。近隣にお住まい、お勤めの皆様にもご迷惑をお掛けしますが、今暫しどうぞご容赦賜りたいと存じます。

進捗状況はこれから随時お知らせしていく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。

コミュニティバスでー

[ 2019-01-31 16:38 ]

つい、先日年が明けたと思ったら、もう今日で1月が終わっちゃいますね(^^ゞ、美卯オーナーです。

今年は初詣に三重県鈴鹿市にある椿大社神社へ。
私は基本公共交通機関を使って移動するので今回はJRとバスを利用しました。
自家用車での移動をデジタルとするなら全くのアナログ旅で時刻表のアプリを使いつつも、地方に行くほどアプリは対応していない路線もあったりで、予想外の展開があったり少々冒険だったりします。

今回はお詣りの帰路に利用する三重交通路線バスまでかなり時間があり、どうしようかとバス停で迷っていたらふと目に留まったのが鈴鹿市のコミュニティバスのバス停。

路線図を確認するとJRや近鉄の駅に接続し、料金も安かったのでちょっと面白そうだし、すぐバスがやって来たこともあって乗ってみました。

トコトコと細かく刻むようにバス停を停車しながら観光地ではない日常を運行するコミュニティバスからこのバスに乗らなければ一生見ることはなかっただろう知らない街の風景を楽しみました。

ただ、計画性のない行きあたりの旅は時々「はまったなぁ~」という経験もしばしば、乗り換えのJR加佐登駅までは楽々快適でしたが、駅に着いたらそこは田舎の無人駅!?やっちまった感満載。ここで関西線名古屋方面のぼりが来るまで一月の寒風の中に小一時間ほど吹かれて立ち尽くすことになりました(-_-;)

それでもぼ~っと、自分を空にして過ごす時間はまた日頃あくせくしているだけに贅沢な時だったような気がします。
知らない街の知らない駅で孤独を愉しむもまた旅の醍醐味に違いないのだから~☺

 

路線バスで行く「起街道プチ漫遊」

[ 2018-12-03 16:34 ]

ちょっとご無沙汰しておりました、美卯オーナーです。
実はまだ9月の倉敷フォーラムについてまだ書き切っていないのですが、
今日は先日地元FMコミュニティラジオ・iWAVEに出演して私が取材、
ご紹介させて頂いた路線バスを使ったわが街のプチ旅を再掲します。
ちょっとお出掛けのご参考に、また地域外の方には江戸時代東海道の要でも
あった起街道と起宿地区を知っていただく契機になればと思います。



こんばんは。この頃は朝晩冷え込んで街の風景も初冬の佇まいになってきましたね。ただ本格的に寒くなる前にもうちょっと街を楽しもうと今日は「路線バスで巡る起街道」というテーマでお話したいと思います。
今回取り上げるのは一宮駅バスセンターから駅の西側、八幡通りを経て起街道を走る名鉄バスの起線です。

ちょっと脱線ですが、昔この路線を電車が走っていたのはご存じですか?
実は私はちょっと・・・乗り鉄なので調べた所、この起街道には大正13年から、昭和28年に廃線になるまで単線の電車が通っていたそうです。今西松屋になっている所に車庫があったのですが、行ってみても往時の痕跡は見られずに鉄オタとしてはちょっと残念なのですが・・・。

さて話が脱線しましたが、本題に戻って、いよいよ起街道の面白い所を巡るバス旅始めたいと思います。
では、まずバスの旅を始める前に用意して頂きたいモノがあります。
それは名鉄バスの一日乗車券「一宮おでかけバス手形」!!!まずこれを購入して下さい。
何度も乗降りしてあちこち巡るのでこれは便利です。しかも断然お安くてお得。
ただ降車時間が決められていて平日は10時~16時、土日は終日OKです。市内のバス全てが乗り降り自由で、
料金は中学生以上600円、小学生300円です。一宮バスターミナルか車内でも購入出来るそうです。

このバス手形をゲットしたら一宮駅バスセンターから起行きに乗車、出発です。
ゆらゆらとバスに揺られて15分ほど、最初にご紹介する篭屋バス停留所に到着します。
ここの見どころは、のこぎり二という旧平松毛織物株式会社の織物工場であった5棟連なった大きなノコギリ屋根工場です。

一宮あたりでは喫茶店以上に良く見かけるのこぎりやね工場ですが、数でいったら日本一だという事が近年わかってきました。以前一番と豪語していた群馬県の桐生市よりもはるかに多い事が判明したんですが、余りにも多くていろんな団体が調べてはいるのですが未だに正確な数は判らないそうです。(推計2500棟、桐生の10倍?)しかも老朽化で最近どんどん取り壊しが進んで少なくなってきています。

ノコギリ屋根工場の現状はこういった所ですが、今回訪ねたのこぎり二では使われなくなった工場にもう一度光を当てその歴史と意義を考えようとワークショップを行う一方、その利活用として現在、アート作品の展示場や演奏会の開かれるホールとアトリエとして作品の製作現場として公開されています。また最近ではションヘル織機が3台保管されるなど、かつての織物工場だったアイデンティティを大切にしつつ、元気な地域づくりに活用されています。また敷地内にはノコギリ屋根倉庫をおしゃれに改装したユタカフェがあってランチや手作りのお菓子が評判になっているんですよ。

そこでビッグニュース!
こうした活動が評価されて、この度ここ「のこぎり二」さんが国際なかなか遺産委員会から「なかなか遺産」として認定されることになり、その認定式典がのこ二で開催されることになりました。今日は国際なかなか遺産委員会についての説明は時間の関係上割愛させて頂きますが、
式典日時は12月15日(土)13時~15時 認証式とその意義について、東大の先生から講演があり、その後ノコギリ屋根の折り紙教室があります。ご興味のある方どなたでも参加できるので、詳しくは篭屋四丁目11-3 平松毛織株式会社までお問い合わせ下さい。

ノコギリ屋根を見学したら先ほど降りた停留所から再びバスに乗車して次の目的地へ向かいます。篭屋バス停から6つ先の起工高・三岸美術館前で降りてしばし美術館で三岸節子先生の作品や特別展の鑑賞を楽しんで下さい。

さて、ここまで来るとちょっと小腹がすいたのではないかと思います☺
なので次の新栄町までひとつ乗車して降りて、尾西起郵便局の反対側の路地の中にある昔懐かしの駄菓子屋「大野屋」でお好み焼きや焼きそば、おでんを買い食いするのはどうでしょう☺
、、、駄菓子屋って好きですか?気分は子供の頃にタイムスリップしますよね。

そして大野屋さんのさらに奥の方には旧田内織布さんが所有する立派な古民家があります。
ここでは古民家や蔵を活かした様々な展示やイベントが随時行われているのですが、とても立派なお座敷や茶室とか大胆な大きさの灯篭が庭にあって、昭和13年頃の起の街の隆盛ぶりがわかる豪勢さなので機会があったらこちらも是非訪ねてみて下さい。。最新の情報ではちょっと先になりますが、来年の2月11日(祝)にライブとマーケット・展示が開催される予定です。

さてさてバスの旅はさらに続き新栄町バス停から更に先に進みますが、ここからバスに乗る時は注意です。この路線には実質終点がない!のです。一宮駅発起行のバスの終着点は実際は一宮駅に戻る形になっていて、尾張中島バス停からバスの路線は循環バスのように走っています。ですからバスの進行方向は変わりないのに、この辺りから車両の先頭にある行先表示が起から一宮駅行に代わっているので、初めてこのバス路線に乗る人はびっくりするかと思います。私もびっくりした一人です。

更に進んで新栄町から一駅、いよいよルート上一番西にある起停留所に到着です。
停留所の近くに尾西歴史民俗資料館と別館の旧林家住宅があって中を見学できます。
資料館ではかつて街道の要衝であった起の歴史的重要性が学べ、また隣にある旧林家住宅は脇本陣の流れを汲む国登録有形文化財で、江戸時代の伝統的な町屋建築様式を現代に伝えています。(写真)
ここには四季折々の木々がとてもきれいな庭があって和室から眺めて何時間でものんびりゆったり過ごしたくなります。特に新緑や紅葉の時期はインスタ映えすると思いますよ☺

こうして旧林家住宅でまったり過ごした後は起バス停から再び乗車、バスは坂を木曽川の堤防へ向かって登っていきます。

、、、そして登り切った瞬間!!!
視野がいきなり一気に開けて広がる木曽川や養老山脈が一望できます。
これがハッと息をのむ美しさ。バスは視点が高いので周りがよく見えるんですね。
特に夕日が素晴らしいのでその時刻を狙ってバスに乗るのをお勧めします。

バスはこの堤防からループして濃尾大橋の手前で一宮駅の方角へ戻る様に大垣線に入って行きます。

次に降りるのは濃尾大橋口停留所。ここからは湊屋(旧湊屋文右衛門邸)への最寄りの停留所になります。
湊屋は船を使った物流を生業としていた商家の建物だったのですが、明治24年の濃尾地震ではこの辺り、起宿の家屋がほぼ全滅する中で残った数少ない貴重な日本建築です。現在では週に三日ほどカフェとして公開されていますが、玄関を入ってすぐに広い座敷があるなど当時の商いの隆盛ぶりが偲ばれるようです。様々な人々が行き交ったのでしょうね。
このすぐ近くには愛知県指定史跡の起渡船場、つまり起から木曽川を渡る船の乗り場の跡があって、常夜灯が残っています。

さてさて、バスに戻っていよいよ旅は最後の途中下車、みずほ興業前で降車します。
ここから少々歩きますが小信中島公民館・墨会館へ行きましょう。
この墨会館は愛知県下唯一の建築家・丹下健三の設計の建物です。

1957年竣工。こちらも国の指定文化財です。艶金興業株式会社の本社として建築されました。この建物は丹下健三が国立代々木競技場の設計で名をはせる以前の建物で、初期の作品として評価があるようです。
中庭を挟んで事務棟とホールに分かれていますが、このホールが近未来的な特徴のある造りになっているので一見の価値がありです。信じられないくらい素敵なホールなので私としてはもっと活用が進むことを期待したいですね。

以上バスで巡る起街道の旅、駆け足でご紹介しましたがいかがでしょうか?
ちょっと盛り込み過ぎで一日で廻りきらないかもですが、気軽に行けるプチ旅行としておすすめします。

またこの行程なら自転車で廻るのもいいかもしれません。

自転車といえば、3年前の11月に「ツイードラン尾州」というクラシックなツイード生地の服をドレスコードとした自転車のサイクリングイベントがありました。今回ご紹介した起地区を含む尾州織物に関連する場所を巡ったそうです。その時の様子を写真家・末松グニエ文さんが記録した写真展が12月に開かれるのでその情報もお伝えします。

「ツイードラン尾州一宮・犬山写真展」12月21日(金)~23日(日)場所 オリナス一宮 入場無料
本町商店街の中にあるので、ここではさらに手軽に旅気分が味わうことができるのではないでしょうか?☺

今日は身近なバスの旅をご紹介しました。遠くへ旅するのもいいのですが、ご近所にも意外な発見があるかもしれません。思いついたらパッといけるこんな路線バスの旅へ是非お出掛け下さい。

文系から学ぶ防災

[ 2018-10-28 01:19 ]

天高く馬肥ゆる秋~、、、ですが名古屋の老舗ハーブスのケーキ(大きくて有名)を3分の1残すという、人生の秋を感じた美卯オーナーです。

さて、今年も残すところ早くも!2か月余りになりました。凄く短い1年に感じます。
災害が多かったせいでしょうか?様々な情報を見直しても台風の大型化による風水害、そして環太平洋地域の地震の多さが目立ちます。

そこでご紹介したいのが、磯田道史著『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』という本です。

私はこの本を読むまで防災に古文書が役に立つという認識が全くありませんでした。

磯田先生はワイドショーなどに出演しているので見知っている方も多いかと思いますが、この方がこれほど古文書マニアであり、その知識を現代に役に立つように活用しようと並々ならぬ情熱をお持ちだということも知りませんでした。

各地に残る古文書の記述にはいつどこでどのような災害があったか知ることが出来ます。
考えてみれば古事記にも水害を暗喩しているような物語があります。先人たちは後世の人にわかり易く災害を伝えるために物語を創作したのではないでしょうか?

この著書では秀吉の時代以降の古文書の記述を元にどんな災害がどこに起きてどのようなものであったか記載。
特に江戸時代には辺境においても災害の記録が様々に残っていて当時の日本人の教養の高さを感じます。
その記録からは子孫が天災によって同じ苦難に合わないよう警告する先人の思いが垣間見えます。

さて、地震は同じ震源域からある程度周期的に発生するので古文書にある地震・津波の予兆現象、被害の内容、発災時から事態の推移にいたるまで参考にならないものはありません。これら古文書の記録から次の地震の被害を予測することができるのです。つまり古文書は過去の災害情報の宝庫なのです。
磯田先生は東海地震の震源域真近と予想されている静岡県に住み、各地に災害に関する古文書を求めて日本中を巡っています。

また地震と同様に過去に起きた豪雨の土砂災害、溜池の決壊なども地質は変えられないなど自然条件が不変である以上同じところに同じ被害が発生する可能性はかなり高いといえます。古文書の記述を元にどこに災害が起きそうか規模も含め予想できれば対策を事前に立てて減災に役立てることができます。
一人でも多くの住民を守るために古文書は先祖からの大切なメッセージでありその重要性を広く世の中に知って頂きたいと思います。

近年、大学の文系学部は直接的には社会や経済に貢献が少ないから縮小すべきとの議論があります。
しかし理系の科学者にはない文系の知識、教養、この場合は古文書の研究が加わることによってサイエンスだけでは究明できない過去の災害のメカニズムを読み解くことができます。
その古文書を読みこなすためには文系学部で学んだ専門性が必要となるでしょう?
防災減災のための研究は理系と文系の共同によって新しい可能性が開けるのではないかと期待します。
文化教養のみならず実利的な面からも文系学部を守るべきであり、学問の多様性は未来を拓くためになくてはならないものだと考えます。

倉敷美観地区に学ぶ

[ 2018-10-21 17:20 ]

今日は雲一つない美しい青空の広がる我が街より、美卯オーナーです。
心地よい秋の行楽日和の休日、旅心がふつふつとしてきます。

9月に訪れた倉敷の街では様々に学びを深めましたが、その一つが倉敷美観地区の保存についてです。



江戸時代の街並みの景観がほぼそのままの美観地区ですが、現代まで自然に残ってきたわけではありません。

当然明治以降の近代化と戦後の復興再開発の波の中で成り行きに任せていれば日本中で行われた列島改造の中でとうの昔に失われていたことでしょう。

我が街を振り返ってみてもそうですが、身近なものほどその価値を見誤り易いようで後に遺しておけば街のシンボルになったであろう歴史的建造物が既にない事を悔やまれることしばしばです。

倉敷にしても同じ道をたどる可能性があったわけですが、その街に戦後昭和21年に織物の指導者として招かれた外村吉之介が家族と共に移住してきます。
外村先生は民藝の提唱者である柳宗悦師の直弟子であり、キリスト教牧師の仕事の傍ら戦前から沖縄の織物研究や街並み保存に尽力されていました。

そんな外村先生が倉敷の街並みをはじめて眺めた時どんな感想を持たれたのか興味深いところです。
当時ほとんど日本中の市街が戦争で灰燼に帰す中でこの美しい街を見て絶対にこの景観を後世に残さなければならないと思ったのではないでしょうか。また外村先生は“外”からやって来たからこそより深くこの街の貴重さに気付けたのではないでしょうか。

外村先生は倉敷紡績(クラレ)創業家であり大原美術館を設立した大原家の支援の元、岡山県民藝協会を設立、倉敷にある伝統的な建物の保存運動を展開。その活動のお蔭で現在私たちはこの美しい街を観光できるのですが、近年日本各地で起こっている街並み保存運動の原点はここにあるのかもしれません。外村先生をはじめ民藝の先達の先見性に改めて驚かされます。

今日、美観地区は倉敷川河畔のみならず周辺の路地へも整備が進み面としても広がって、街歩きの楽しさも増しています。

倉敷へー

[ 2018-10-13 16:42 ]

朝晩めっきり寒くなりましたね、美卯オーナーです。

まだ夏の名残のある9月初旬に倉敷へ民藝を訪ねて来ました。

倉敷は20数年ぶりだったのですが、前回は観光バスツアーのため時間が短くでしっかり廻っていませんでした。
今回は手仕事フォーラムさん主催の全国フォーラムに参加、倉敷にある民芸縁の各所を巡りです。

自宅から倉敷までは鉄道を使って行きましたから、倉敷駅から目的地まで地図を頼りに街を歩き回ることになり、おかげで倉敷の街を立体的に知ることが出来ました。
やはり徒歩であれば街の小さな路地までも隅々まで入って行けるので、新しい発見や出会いがあり愉しめます。
今回は残念なことに雨降りがほとんどでしたが、倉敷のような街は雨が町の風情をより深めてくれるので美しかったですよ(負け惜しみでなく・・・(^^ゞ)

20年前との違いは運河沿いの木がとても大きくなっていたことと、やはり外国人観光客がとても多かったことですか、、、。
でも大原美術館をはじめどっしりと変わらない安定した風景に心癒されるものがありました。

私は勉強不足で余り知らなかったのですが、今回のツアーに参加して倉敷美観地区の現在の在り様は民藝運動によって護られ現代へ受け継がれたという重大な事実を知りました。現代の街づくり研究の視点からも大変興味深い事実です。

民藝の運動家であった先人たちの先見性と叡智には目を瞠るばかりですし、そういった街であるからこそ現代でも倉敷は誇り高く手仕事を守る職人が育つ土壌をもっているのだと思いました。

 

ありがとう 18th杜の宮市

[ 2018-05-07 15:34 ]



GW明けの月曜日、皆さま如何お過ごしでしょうか?美卯オーナーです。

GW只中5月5日に今年も楽しく杜の宮市の当日ボランティアに参加、沢山の笑顔に出会えて幸せな1日を過ごさせて頂きました。

杜の宮市のスタッフは全員が市民ボランティア。こんな素敵な一日のために半年以上前から企画準備して下さったコアスタッフの皆さまに心から感謝です。

来年も美卯としてどんな形になるかわからないけれど、あらゆる文化を包括して進化を続ける杜の宮市に参加させていただけたらと思います☺

#杜の宮市ロス
 

伝統技術を引き継ぐために

[ 2018-02-24 17:24 ]

 尾張地方は寒さの底を漸く抜け出したようで日中はとても過ごしやすくなってきました、美卯オーナーです。

 最近時々耳にする話題として「2025年危機」というのがあります。
経済産業省によると団塊世代の大量引退時期が迫り日本の中小企業の3社に1社、127万社が2025年頃にはに廃業の可能性があるというもの。
雇用650万人、GDP22兆円が消失する可能性があるといいます。しかもそのうちの約半数が黒字企業とも、、、。

工芸の世界でも久しく後継者不足の問題が語られ、既にいくつかの伝統技術が失われていきました。
今回の経産省の問題提起でも特に歴史ある老舗企業、日本の工芸品を作り続けてきた伝統企業が多く含まれています。

技術者(職人)、中小企業どちらも血縁による継承が難しい時代。
ならばどうするか?ということで、企業ならM&A(合併・買収)など考えられ、またそこまで大がかりでなくとも第三者が継承出来るような仕組みづくりなど、国も今までは“創業”を後押しする政策でしたが、これからは今ある優良な事業所の事業継承に注力する方向になるとかー。

ですが、伝統工芸の世界を永年みてこられた方々ほどそれはなかなか容易でない事と思われるでしょう。
伝統、技術を伝えるには時間と手間がかかります我が子でも難しいのに他人では尚更、、、。
でも、若者のなかにはチャンスがあればそういった伝統工芸の世界に飛び込んでいきたいという方たちも少なからず存在するのも事実。

ならばそういった「第三者」が修行して、学ぶための経済的な後押しになる制度など、技術も継承できる仕組みづくりを今からでも整備して、モノづくりの先輩方が後継者を諦めないで未来に希望を繋げられるようになればと願います。